サザビーズの沿革

サザビーズの創業は、1744年にロンドンで書籍の売買をしていたサミュエル・ベーカーが、売主と買主が取引をする場を提供する目的で開催した古書のオークションに端を発します。1778年にベーカーの甥、ジョン・サザビーが経営を引き継ぎ、古書以外にも絵画、版画、家具、陶磁器と取り扱い分野を増やし、オークションハウスとして確固たる地位を築きました。そして1955年にはニューヨークに初の海外進出を果たし、1964年にサザビーズがアメリカのオークション会社、パーク・バネット社を買収したことにより、世界的な規模で展開するインターナショナルなオークション会社が初めて誕生しました。

以来、コレクターと世界最高レベルの美術品を結びつける役割を果たしてまいりました。

現在、世界40か国に80拠点を有し、香港、ニューヨーク、ロンドンをはじめ世界9箇所にてオークションを催している最も歴史のあるオークションハウスでもあります。現在、取り扱い分野も50以上に及び、オークションは従来のライブオークションに限らず、オンラインオークションも含めて随時開催されています。それとともに、プライベートセール(相対取引)の占める割合も年々高まっており、同分野では美術品のディーラーとして世界有数の取扱高となっております。

その他にもSotheby’s Financial Services(サザビーズ・ファイナンシャル・サービス)による美術品に特化した包括的金融サービス、並びにアドバイザリー部門による美術品アドバイザリーサービス等、美術品取引以外にも多様なサービスを提供いたしております。